クチコミニッキ

うどん 美々卯(みみう)新宿店

「うどんすき」という食べ物がある。鍋の一種類である。うどんがメインの鍋料理、と定義できるかもしれない。ところが、この「うどんすき」という言葉は美々卯の登録商標であり、他の店は勝手に「うどんすき」という言葉を使ってはいけないのである。かなりうるさいらしい。
店に入ると、だし汁のいい匂いがする。さて、名物、うどんすきを頼む。一人前3500円。テーブルには電磁調理器がセットしてあり、そこに洗面器のような金属製の鍋を置く。
鍋にだし汁を注ぐ。そこにいきなりうどんを入れてしまう。そのあとに具を入れる。このあたりは全部、店の人がやってくれる。四角い箱が出てくる。生きたエビが入っているらしい。「沸騰したら、きちんと押さえつけて、鍋の中に入れてください」。箱を開けると、まだビチビチと動き回るエビと、ピンセットのような器具が入っていた。
美味しかった。最初にうどんを入れてしまうので、普通ならば、柔らかくなりすぎてしまうのだろうが、そこは考えてあって、太めのうどんになっている。ただ、このような重いうどんは好みが分かれるだろう。
店は高級感がある。一人前3500円には、この値段も含まれている。(2000年2月10日)

4 ★★★★☆ (2000年2月10日)

東京都新宿区新宿3丁目37−12 新宿NOWAビル6F

©2017-2024You Look Too Cool